手荷物制限

手荷物制限

国際航空運送協会(IATA)、国際民間航空協会(ICAO)の技術指針、および/またはSIAの規則や規制による危険物規制に従い、乗客、乗員、航空機の安全と保安のため、すべての航空機で以下の品目は禁止または制限されています。このリストで指定されている品目を機内持ち込み手荷物や受託手荷物に入れないようにしてください。ご旅行中に必要な注射針と注射器は、医師による処方箋があり、医療事務局、薬局、または医薬品の製造元を識別する専門的に印刷されたラベルが付いた処方薬は免除されます。

一部の国では、それぞれの法律、規制、または命令に従って、特定の品目の輸送に対して追加の禁止または制限を課す場合があります。そのような国から、またはそのような国を通過して渡航する場合は、適用される禁止または制限を必ず守ってください。

禁止品目

Singapore Airlines prohibited items for baggage restrictions

禁止品目は、受託手荷物または機内持ち込み手荷物にかぎらず、航空機に持ち込むことが許されていない物品を指します。禁止品目には、以下の物品が含まれます。

  • 爆発物、花火、弾薬、発炎筒、クリスマスクラッカー、線香花火、パーティクラッカー、火薬製品
  • リチウム電池や火薬を伴う箱類
  • ブタン、プロパン、アクアラング、ライター用燃料など(可燃性、不燃性、または有毒な)高圧ガス
  • ライター(シガーライター、ブルーフレームライター、電池式(例:リチウム電池式)ライター、ノベルティライター、どこでもマッチを含む。現地の規制に従い、個人で使用することを目的とした、液化ガス以外の未吸収液体燃料を含まない安全マッチ1箱または小型ライター1個は、1人につき1個、携帯する場合にのみ許可されます。 ただし、受託手荷物および機内持ち込み手荷物には入れることができません。
  • 過酸化物、漂白剤などの酸化性物質類
  • 塗料、接着剤などの可燃性液体物
  • 着火しやすい可燃性固形物
  • 催涙スプレーなど、刺激効果のある機器
  • ヒ素、青酸カリ、殺虫剤などの毒物
  • 放射性物質
  • 水銀(体温計や血圧計に含まれている場合があります)、酸、アルカリ、湿電池などの腐食性物質
  • Meals-Ready-to-Eat(米軍の調理済みレーション)
  • リボルバー、ライフルなどの銃器およびその部品、モデルガン、ペレット銃、ボールベアリング銃、銃身、トリガーアセンブリなど
  • 空薬莢や発射済み薬莢を含む弾薬類
  • おもちゃの銃(レプリカや銃器を模したものなど、本物の武器と間違えられる恐れがあるもの)
  • その他、磁性物質、不快または刺激性のある物質など、上記に含まれない、フライトの運航に支障をきたす物品

 

注:これらの危険物の申告がなされない場合、お客様が民法上または刑法上の罪に問われる場合があります。また、すべての航空会社には、違反行為を各国の政府当局に報告する義務があることをご理解ください。

持ち込み制限品目

Singapore Airlines restricted items for baggage restrictions

機内で快適で安全にお過ごしいただくため、また保安上の理由から、持ち込み制限品目の機内への持ち込みは禁止されています。トラブル防止のため、次の制限品目は、受託手荷物としてお預けになるか、受託手荷物の中に入れてお預けになられるようお願いいたします。

  • ナイフ(ハンティングナイフ、刀)
  • ハサミやその他の刃物、また鋭利なもの(アイスピック、爪切り、刺繍針、かぎ針編み、はり編み)就航地の現地法で所持が違法とされている物
  • 鞭、ヌンチャク、警棒、スタンガンなどの武器類
  • 手錠
  • 野球やクリケットのバット、ゴルフクラブ、ホッケーのスティック、ビリヤードのキューなどのスポーツ用具
  • 防漏型でないバッテリー式の電子機器
  • 1本あたり0.5kgまたは0.5ℓで総量が2.0kgまたは2.0ℓ以下のエアゾール(ヘアスプレー、香水、アルコール成分を含む医薬品、手指消毒剤、アルコールベースの消毒剤など)。エアゾールの放出弁は、内容物が放出しないよう、キャップまたは他の適切な方法で保護してください。
  • 電源を切れない電子機器(ファービー人形など)
  • 武器には見えないおもちゃの銃(水鉄砲など)
  • 就航地の現地法で危険物と認定されている物品
  • 上記の類似品、または同様の機能を持つ物品

上記の持ち込み制限品目が搭乗ゲートで見つかった場合、それらの物品は現地当局に没収され、お客様に返却されない場合もありますので、ご注意ください。

Knee Defenderや同様の機器は、機内へのお持ち込みについての制限はありませんが、機内でのご利用は固く禁じられています。前の座席のリクライニングを妨げる機器は、エコノミークラスの座席のリクライニング機能の本来の機能を阻害し、当社がお客様に提供する機内体験を妨げるものです。運航中、許可されている時間帯は、すべてのお客様がお座席のリクライニングをご利用いただけます。お食事のサービスの際は、すべてのお客様に快適に食事をしていただくため、客室乗務員がエコノミークラスのお座席を元の位置に戻すようお願いしております。

電子タバコの持ち込み

電子タバコ(個人用噴霧器や電子ニコチン吸入器などとも呼ばれます。)は、適用される現地の法律で許可されている場合、機内持ち込み手荷物内、または個人使用のものとしてのみ持ち込みが許可されています。ただし、機内での電子タバコの使用は常に禁止されています。

リチウム電池式の電子タバコは、個人用電子機器(PED)と見なされ、PEDの輸送に関する制限の対象です。各電子タバコは、100Whまたは2gのリチウム含有量を超えてはなりません。機内持ち込み手荷物内および/または個人使用のものとしての持ち込みは、最大15個のPEDが許可されます。

シンガポールでは模倣タバコ製品(電子たばこなど)の売買、使用、所持は法律により禁止されています。

リチウム電池の持ち込み

リチウム電池を原動力とする器具を機内持ち込み手荷物または受託手荷物として、シンガポール航空で輸送する際には、以下のガイドラインをご参照ください。

リチウムイオン電池
/リチウム金属電池*

機内への持ち込み

受託手荷物としてのお預け


100Wh未満/リチウム含有量が2gまで
例:ノートパソコン、携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラおよび充電式バッテリーLithium ion and metal battery more than 100Wh not allowed in Singapore Airlines

使用中の機器: 
1. (受託手荷物とあわせて)1人15個まで

スペア(予備): 
1. 1人20個まで
2. 損傷やショート防止を施していること
3.フライト中、パワーバンクの使用および充電は禁止

使用中の機器: 
・(機内持ち込み手荷物とあわせて)1人15個まで
・本体の電源を完全に切り、偶発的な起動を防止するため、梱包していること

スペア(予備): 不可

100Whから160Whまで/リチウム含有量が2gから8gまで
例:携帯医療機器と充電式電池Lithium ion and metal battery from 100Wh to 160Wh are not allowed in Singapore Airlines

使用中の機器: 
1. 1人2個まで

スペア(予備): 
1. 1人2個まで
2. 損傷やショート防止を施していること
3. 100Whを超え、160Wh未満のモバイルバッテリーは、航空会社の承認が必要です。
4.フライト中、パワーバンクの使用および充電は禁止

使用中の機器: 不可

スペア(予備): 不可


160Wh以上/リチウム含有量2gを超える携帯型電子機器(PED)、リチウム含有量8gを超える携帯型医療用電子機器(PMED)
例:セグウェイ、電動自転車、水中照明機具などLithium ion and metal battery more than 160Wh not allowed on Singapore Airlines Flights

使用中の機器: 不可

スペア(予備): 不可

使用中の機器: 不可

スペア(予備): 不可

*ワット時定格量(Wh) = アンペア時(Ah) x 電圧(V)

お持ち込みの全ての電池、また電子機器は個人使用のものに限ります(商用目的のものは持ち込み不可)

その他の追加事項
  • 100Whを超えない電池使用機器は、受託手荷物としてお預かりできる場合もありますが、機内持ち込み手荷物としてお持ち込みいただくことをおすすめいたします。
  • 受託手荷物内の全ての電池使用機器は、あらかじめ本体の電源を完全にお切りください。偶発的な起動や損傷を防止するため、電池使用機器を梱包してください。
  • 電池は必ず機器に取り付けられている状態でチェックインされてください
  • モバイルバッテリーのような充電式電池パックは、予備のリチウム電池として取り扱われ、その輸送は現地当局の規制対象です。
  • 予備のリチウム電池は受託手荷物としてお預けになることができません。機内持ち込み手荷物としてお持ち込みください。
  • 予備バッテリー(液漏れしないバッテリー、ニッケル水素バッテリー、乾電池を含む)は受託手荷物としてお預けいただけません。機内持ち込み手荷物としてのみお持ち込みいただけます。また、液漏れしないバッテリーを機内に持ち込む場合は、12V以下かつ100Wh以下でなければなりません。予備のバッテリーはお一人様2個までお持ち込みできます。
  • 損傷していたり、不具合で回収対象となっている電池や機器については、持ち込みが禁じられています。
  • 予備電池は製品メーカーの新品の梱包の状態が最適ですが、そうでない場合は、損傷や短絡(ショート)を防ぐために、電池の金属部分(電極)をテープで保護するか、各電池を保護ケースまたはビニール袋に入れるようにしてください。
Singapore Airlines additional requirements for baggage restrictions
電動車椅子、電動移動補助器具、補助器具

リチウム電池を原動力とし、お客様がご使用する必要のある電動車椅子、電動移動補助器具、補助器具は、IATA危険物規則書の記載要件に従い、受託手荷物として機内にチェックインしていただくことが許可されています。これらの器具のお持ち込みが必要なお客様は、ご出発の48時間前までに当社の予約センターにお知らせください。また、空港のチェックイン担当者にもお伝えください。

電動車椅子、電動移動補助器具、補助器具の電池が取り外し式でない場合

電動車椅子、電動移動補助器具、補助器具の電池が取り外し式でない場合は、以下の要件が適用されます。

  1. 電池は入れたまま、車椅子や補助移動器具にしっかりと取り付けられている。
  2. 短絡(ショート)しないよう、電池の電極は保護されている(露出した電極に保護テープが施されている)必要があります。
  3. 車椅子や補助移動器具の電源は切り、偶発的な起動を防止するために、電気回路は必ず抑制しておいてください。
  4. 電池定格(Wh)制限なし。
  5. 電動移動補助器具や補助器具の電源として使用されるリチウム電池は、UN Manual of Tests and Criteria, Part III, 第38.3款の各試験の要件を満たすタイプでなければなりません。

個人用移動器具は受託手荷物、機内持ち込みともに不可

Singapore Airlines restricted items for baggage restrictions

小型リチウム電池を原動力とするすべての個人用移動器具(ミニセグウェイ、ホバーボード、 ソロウィール、エアホイール、バランスホイールなど)は、バッテリーの取り外しが可能であるものでも、受託手荷物としてお預けになることも、機内持ち込み用手荷物として機内にお持ち込みになることもできません。これらの器具は、空港までお持ちいただいても、チェックイン時にお断りしています。ご搭乗前に、お客様ご自身の責任で器具を保管または廃棄していただくことになりますのでご注意ください。

リチウム電池を搭載したバッグ(スマートバッグ等)の輸送について

リチウム電池を搭載したバッグ("スマートバッグ"と呼ばれる類のもの)は、モーター、充電式電池パック(モバイルバッテリー)、GPS、GSM、Bluetooth、RFIDまたはWi-Fiが含まれる場合があります。

リチウム電池の持込・輸送の条件は、スマートバッグ等のリチウム電池を搭載したバッグにも適用されます。

あわせて、スマートバッグの持込・輸送には、以下の条件を満たす必要があります。

A. 機内持ち込み手荷物の場合

  • 取り外し可能なリチウム電池の電力定格が160Wh以下であること。
  • 取り外し可能なリチウム電池は、デバイスに取り付けられたままになる場合がある。
  • 手荷物は、機内持込手荷物許容量の7kg以内であること。
  • すべての通信機能(例: Bluetooth, Wi-Fi)は、機内の搭乗者安全情報カード(Passenger Safety Information Card)のPED制限に準拠すること。

 

B. 受託手荷物の場合

  • 取り外し可能なリチウム電池は、取り外して機内に持ち込むこと。

"スマートバッグ"が上記の安全要件を満たしていない場合、チェックインにてお断りさせていただきます。その際、ご搭乗前にお客さまご自身の責任でバッグを保管または廃棄していただくこととなります。

米国における手荷物検査

米国運輸保安局(TSA)の規定により、米国内の民間空港発着便の旅客は、検査場を通過した受託手荷物には触ることができないことになっています。そのため、機内で必要な物品は、チェックインでお預けになる前にすべて取り出されることをお勧めします。

また、TSAの指導により、手荷物には鍵をかけないよう、またはTSAロック(TSA認定の鍵)をお使いいただきますようお願いいたします。TSAロックでない鍵で施錠された場合、検査目的で手荷物を開ける過程でお手荷物に破損が生じても、TSAはいかなる責任も負いかねますので、ご注意ください。検査によって開けられたお手荷物には、その旨が分かるようにシールが貼られ、検査完了の通知が入れられます。

この検査手順はアメリカ合衆国の法律によって定められており、航空会社の管理下にはありません。したがって、検査による手荷物や物品の破損または紛失について、航空会社は一切の責任を負うことができません。予めご了承ください。詳しくは、米国運輸保安局(TSA)External Linkのホームページをご覧ください。 


米国への到着便の出発空港からの搭乗時、TSAにより手荷物検査が課されます。機内持ち込みの個人使用の電気製品の検査が含まれます。

  • ラップトップ
  • タブレット
  • 電子書籍端末
  • カメラ
  • ポータブルDVDプレイヤー
  • スマートホンより大型の電子ゲーム機器
  • 携帯用プリンター/スキャナー

 



350ml以上の粉末状物質も追加検査を受ける可能性があり、機内への持ち込みは禁止されています。 

粉末には以下が含まれますが、これらに限定されません:

  • ベビーパウダー
  • 小麦粉
  • 砂糖
  • 粉コーヒー
  • スパイス類

各国の制限事項

国ごとに独自の規則に基づいた制限事項が適用されます。ご旅行される目的地で適用される制限事項は、下記の説明をご参照ください。

注:これらの危険物の申告がなされない場合、お客様が民法上または刑法上の罪に問われる場合があります。また、すべての航空会社には、違反行為を各国の政府当局に報告する義務があることをご理解ください。

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