シンガポール航空GDSブッキングポリシー
適用国:日本
2017年10月09日発効
- 序文
本項目におけるGDSブッキングポリシーは、シンガポール航空ADMポリシーに追加されるものであり、下記「3.発効日」にある日付から有効となります。尚、この日本語によるポリシーは参考のためのものです。英文が正文原文となります。
- 目的
予約の作成、キャンセル、予約の変更に際して、シンガポール航空が手数料を支払うことにご留意ください。しかし、座席管理におきまして悪影響を及ぼす事象においては、シンガポール航空は支払いをしない場合があります。
上記に対し弊社は是正処置をとる必要があり、以下に定義する利益に反する行為に対しては、ペナルティを科すものとします。
シンガポール航空は、本ポリシーが航空業界基準と合致している規定であることを認めます。
- 発効日
本ポリシーは、2017年12月1日より有効となります。
- 予約に関する規定違反行為
シンガポール航空の予約に関わっている旅行会社は、以下の(但し、これらに限定しない)規定違反行為を行わないよう、周知徹底をお願いいたします:
4.1 多重ブッキング
- 旅行会社1社が、1名の旅客について多重のブッキングを作成することは禁止されています。
- 同一の旅客に対して、 (i) 同じ旅行日および同じ区間、あるいは (ii) 異なる予約クラスの同じフライト便名が存在する場合は、当該ブッキングは重複しているとみなされます。
- 当社のシステムでは、2つ以上の確認済みセグメントの重複が確認された場合、いづれか1つの予約が保持されます。取引時刻が同一の場合、最も高いキャビン・販売クラスの予約が保持されます。
4.2 CHURNING (予約と解約の過度の繰り返し)
- シンガポール航空は、時には旅客のブッキングをキャンセルしたり再ブッキングしたりする必要が生じることを理解していますが、旅行会社としてはそれを繰り返し行うことがないようお願いいたします。
- 同じ、または異なる予約における同一区間に対する5回以上のキャンセルまたは再ブッキングは、航空券購入期限延長を目的とした予約作成行為とみなします。
4.3 非アクティブセグメント
非アクティブなセグメントであるHX、 UN、 UC、 NO、 SC、 TK、 TL、 TN、 UU、 US、 PN、 WL、 DL、 DS、 IX、 MM、 RM、 GL、WKのステータスコードの予約を監視していくことは旅行会社の責務です。
- これらの非アクティブセグメントを出発24時間前までに削除しない場合、ADMによるペナルティチャージの対象となります。
4.4 架空名義
- 旅行会社は、架空名義でのブッキングを行うことで空席をブロックするような行為は避けてください。
- トレーニングやテストを目的に予約を作成することは固く禁じられています。
- 架空名義の例:
- Mouse/Mickey
- Test/Charlie
- ABC/XXXX
- 有名人の氏名は、本物である可能性があるため、シンガポール航空ではそのような氏名について精査し、その判断に基づいて問い合わせをする場合があります。
5 適用条件
- シンガポール航空は、ADMの正当な取り扱いについて、第三者機関を任命しています。
- IATAエージェントについてADMは、IATA Resolution 850Mおよび830Aの通りに取り扱われます。
- シンガポール航空は、IATAエージェントであるか否かに関わらず、すべての旅行会社にペナルティを科す権利を有します。
- シンガポール航空は、その他の規定違反行為に関わるADMを変更する権利を有し、その対象は上記の違反に限定されません。
- シンガポール航空は、デビットメモの手数料を改定する権利を有します。
- シンガポール航空は、各旅行会社と事前の協議を行うことなく、シンガポール航空の方針を変更する権利を有します。
6 ブッキングポリシーに関する方針
規定違反行為 |
ADM |
同一のブッキングに対する予約と解約の5回以上の繰り返し |
1区間の旅客1人当たり USD10 |
- ADMとともに手数料が請求される場合があります。
- シンガポール航空は、BSPLink、ARCメモマネージャーおよびASDを通してADMを発行します。
- 異議申し立て、及び異議を裏付ける書類の提出は、BSPLinkを通してその期間内に行われるものとします。
7 その他
シンガポール航空の予約に関わるすべての皆様が、本ポリシーにご理解いただき、遵守していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
シンガポール航空 ADMポリシーについてはこちらを参照ください。